CONCEPT
筑豊百景は、かつて炭鉱で栄えた地域の今を見直し、その魅力を発信するために生まれました。
その中には特徴的なものづくりや創作アートがたくさんあります。
その一部を多くの人々に手にとってもらうための機会を設け、
筑豊百景アートスペースギャラリーとして、ここにはじめました。
彩華(さいか)赤
¥100,000
・大きさ 縦11.5㎝ 横31㎝ 口径3.5㎝×1.7㎝ 底部径12×6.5㎝ 高さ16㎝ ・色 調 赤系3色、オレンジ系3色 ・原材料 陶土、顔料、ツヤ消し釉薬 ・作品の特徴 手びねり、土紐づくりで積み上げ形成後、表面を削りながらボディを細かく仕上げていく。素焼き後マスキング(1㎜テープ)を模様のように貼って、顔料の入った色化粧土を入れる。その後、テープを剥ぎ取り、つや消し釉を霧吹きして再度焼成した逸品。模様は日展第30回から33回展までに発表していたものをあしらっています。。 ・作家からの一言 モチーフはマンボウ・フグなど個性的な形の魚のデザインを取り入れ、日展(第30回から33回展まで)で発表した技法を採用しました。このデザインは、寸法を大きくしても展覧会に発表できるよう案を練ったものですが、一点ものです。
彩華(さいか)黒
¥110,000
・大きさ 縦12.8㎝ 横12.6㎝ 口径11.6㎝×3㎝ 底部径12.5×12.7㎝ 高さ23㎝ ・色 調 黒、グレー、ブルー ・原材料 陶土、顔料、ツヤ消し釉薬 ・作品の特徴 たたら技法を用いて、必要な大きさの陶板を張り合わせて仕上げたものです(陶板を貼り合わせるタイミングがポイント)。乾燥、素焼き後マスキングで模様を作り、黒化粧土を入れる。その後、テープを剥ぎ取り、つや消し釉を霧吹きし、再度焼成しております。模様は日展第30回から33回展までに発表していたものを採用した一品モノです。 ・作家からの一言 シンプルにボックスタイプの花器、花瓶としてお部屋を彩ります。、日展で発表したデザイン、〝彩華(さいか、造語で当時作品制作に用いた共通のテーマ)〟を配した一点ものです。
風紋(ふうもん)赤
¥100,000
・大きさ 縦9.5㎝ 横21㎝ 口径4㎝×1.3㎝ 底部径9.7×5.5㎝ 高さ21㎝ ・色 調 赤系3色、オレンジ系3色 ・原材料 陶土、顔料、ツヤ消し釉薬 ・作品の特徴 アシメントリ―で自由な形の小型オブジェ。手びねり、土紐づくりで積み上げ形成後、表面を削りながらボディを細かく仕上げていく。その後風紋(砂漠にできた模様)をアレンジしたものをボディに彫り込む。乾燥後素焼きしラテックスのマスキングをおこない、色化粧土を入れる。もう一度ラテックスマスキングによって、ベースの色を黒化粧土にして霧吹きする。その後マスキングを剥がして、筆で残りの黒化粧土を入れ、透明釉で霧吹きした後もう一度焼成する。模様は日展第23回から39回展までに発表していたものを採用しています。 ・作家からの一言 モチーフはマンボウ・フグなど個性的な形の魚のデザインを取り入れ、日展(第39回展)で発表した技法を採用しました。このデザインは、寸法を大きくしても展覧会に発表できるよう案を練ったものですが、一点ものです。
風紋四つ足鉢 黒
¥65,000
・大きさ 縦12.5㎝ 横28.8㎝ 口径12.5㎝×28.8㎝ 高さ9.7㎝ ・色 調 5色の模様 ・原材料 陶土、顔料、透明釉薬 ・作品の特徴 手びねり、土紐づくりで積み上げ形成後、表面を削りながら猫足という足を4カ所つける。ボディに風紋の模様を彫り込む。乾燥後素焼きしラテックスのマスキングにてバージョン1(日展第30回から33回展まで)の色化粧土を入れる。その後、もう一度ラテックスマスキングによって、ベースの色を黒化粧土にして霧吹きする。その後マスキングを剥がして、筆で残りの黒化粧土を入れ、透明釉で霧吹きした後もう一度焼成した一品ものです。 ・作家からの一言 楕円の鉢に足を付けた形の鉢である。、日展(第23回から39回展)で発表した技法を使用したものです。
紅白藪椿
¥73,500
・大きさ 縦15㎝ 横16㎝ 口径4.5㎝×3㎝ 底部径16×16.3㎝ 高さ16㎝ ・色 調 白と赤の椿模様、緑の葉 ・原材料 陶土、顔料、ツヤ消し釉薬 ・作品の特徴 手びねり、土紐づくりで積み上げ形成後、表面を削りながらボディを細かく仕上げていく。その後、椿のデッサンをボディに写し、そのラインどおりマスキングを配し、顔料の入った色化粧土を入れる。その後、テープを剥ぎ取り、つや消し釉を霧吹きして再度焼成した逸品。模様は日展改組第2回から6回展までに発表していたものです。 ・作家からの一言 台形に近いフォルムの上を潰して、上部サイドに小さな三角の口を付ける。日展改組(第2回から6回展まで)で発表した、自宅庭の藪椿をデッサンし、自己流にアレンジしました。一点ものです。
椿紋扁鉢
¥70,000
・大きさ 縦20㎝ 横20.5㎝ 口径18.5㎝×19㎝ 底部径20.5×20.5㎝ 高さ6㎝ ・色 調 白と赤の椿模様、緑の葉 ・原材料 陶土、顔料、ツヤ消し釉薬 ・作品の特徴 手びねり、土紐づくりで積み上げる方法は他と同じだが、形とは逆に積み上げていき、ひっくり返して安定するように削りを入れる。ボディを細かく仕上げ、素焼き後に椿のデッサンをボディに写します。そのラインどおりマスキングを配し、顔料の入った色化粧土を入れる。その後、テープを剥ぎ取り、つや消し釉を霧吹きして再度焼成した逸品。模様は日展改組第2回から6回展までに発表していたものです。 ・作家からの一言 高台付きの鉢。手びねり、土紐づくりを通常とは逆の進行させて積み上げます。バランスよく安定させるためにしっかりと仕上げてあります。日展改組(第2回から6回展まで)で発表したテーマで、藪椿のデッサンを自己流にアレンジしました。一点ものです。
天狗の国に行った花若(切り絵ものがたり)
¥10,000
筑豊地方唯一の村、緑あふれる清廉な赤村で創作活動を展開する浦野勝広さんの作品。 元版はA3版で製作されたものを、一眼レフカメラで撮影後、A3サイズに写真展品質に印刷したものをご提供します。(額に入れた状態で梱包、発送いたします) 切り絵師浦野さんの柔らかなタッチが、独自の世界観を生み出し、お部屋や空間に癒しを与えます。 ご家族や親戚をはじめ、目にする人を和ませる切り絵の一枚を、プロ仕様の写真印刷技術で引き伸ばしました。和やかな雰囲気づくりにいかがでしょうか? (作品のストーリー) むかし、むかし、のことです。 ある村に『花若丸』という男の子がいました。花若丸には、人が見えないものを見えたり、夢で見たことが本当になったり、とても不思議な男の子でした。 花若丸はある夜、不吉な夢を見ました。花若丸のおっとうと、おっかぁが流行病にかかって死んでしまう夢です。夢で見たことは本当になる。花若丸は一生懸命神様に祈りました。 でも・・・神様は花若の願いを聞いてはくれなかったのです。 幼い花若丸はだれ一人、身寄りがいなくなり途方にくれました。お腹がへってもおっかぁはもうご飯を作ってはくれないのです。 夜中に厠へついてきてくれるおっとうもいないのです。悲しくなって大声で泣いてもかまってくれる人はもういないのです。 さみしい夜をいくつかすごした頃、花若の家に天狗がたずねてきました。 天狗は花若に言いました。 ここにいてもさびしいだけだから一緒に天狗の国へ行かないか?お前には不思議な力があり修行すれば死んだおっかぁやおっとうに逢うことができるようになるよ。 「本当に修行をすれば会えるの?」 花若丸の顔が明るくなりました。 ―それ以来、もう誰も花若丸をみるものはいませんでした。 ※補足 絵に見られる山々は、筑豊地方にある英彦山、日本三大修験と言われる聖地です。
雪だるま神を見た!(切り絵ものがたり)
¥10,000
筑豊地方唯一の村、緑あふれる清廉な赤村で創作活動を展開する浦野勝広さんの作品。 元版はA3版で製作されたものを、一眼レフカメラで撮影後、A3サイズに写真展品質に印刷したものをご提供します。(額に入れた状態で梱包、発送いたします) 切り絵師浦野さんの柔らかなタッチが、独自の世界観を生み出し、お部屋や空間に癒しを与えます。 ご家族や親戚をはじめ、目にする人を和ませる切り絵の一枚を、プロ仕様の写真印刷技術で引き伸ばしました。和やかな雰囲気づくりにいかがでしょうか? (作品のストーリー) 今年も雪がたくさん降りました。 もう、ずっと何日も数えきれないほど降りました。 久しぶりに顔を出した青空さんと太陽さんは永くて寒かった冬に終わりを告げようとしています。 そして、青空さんと太陽さんは童ごころをくすぐって賑やかしい元気な声を白銀の山野に響かせます。 「タカ子」は幼い妹の「トミ子」の面倒を良くみます。 二人は「雪あそび」に夢中です。雪の冷たさに手がかじかんでも寒さでハナが垂れるのもお構いなしに夢中です。 夢中の内に「タカ子」は「不思議なモノ」をみてしまいます。 利発な「タカ子」には「不思議なモノ」の正体がすぐに解りました。 「あ、雪だるまの神さんだ!」 「雪だるまの神さん」も冬のお役目を終えてホッとしたのでしょうか?それとも、雪だるまをつくる童にうれしくなってついつい、姿を現してしまったのでしょうか? 純粋な童には来年の冬も また、会えるかもしれませんね。
だいだいの杜(切り絵ものがたり)
¥10,000
筑豊地方唯一の村、緑あふれる清廉な赤村で創作活動を展開する浦野勝広さんの作品。 元版はA3版で製作されたものを、一眼レフカメラで撮影後、A3サイズに写真展品質に印刷したものをご提供します。(額に入れた状態で梱包、発送いたします) 切り絵師浦野さんの柔らかなタッチが、独自の世界観を生み出し、お部屋や空間に癒しを与えます。 ご家族や親戚をはじめ、目にする人を和ませる切り絵の一枚を、プロ仕様の写真印刷技術で引き伸ばしました。和やかな雰囲気づくりにいかがでしょうか? (作品のストーリー) 「狛犬の太郎と次郎はいつも仲良く神様のお社を護ってっています。 旅ガラスの母助と案山子とトンボはそれをやさしくみまもっています。」
英彦山開山伝説(切り絵ものがたり)
¥10,000
筑豊地方唯一の村、緑あふれる清廉な赤村で創作活動を展開する浦野勝広さんの作品。 元版はA3版で製作されたものを、一眼レフカメラで撮影後、A3サイズに写真展品質に印刷したものをご提供します。(額に入れた状態で梱包、発送いたします) 切り絵師浦野さんの柔らかなタッチが、独自の世界観を生み出し、お部屋や空間に癒しを与えます。 ご家族や親戚をはじめ、目にする人を和ませる切り絵の一枚を、プロ仕様の写真印刷技術で引き伸ばしました。和やかな雰囲気づくりにいかがでしょうか? (作品のストーリー) 継体天皇25年(531)に北魏の渡来僧であった善正が初めて英彦山に入ったという。 そこで岩屋に籠って修行中に、豊後の国日田郡の猟師藤原恒雄と出会う。 善正は恒雄に殺生の罪を説くが、恒雄は生活のために狩りをしなければなりません。 その後も狩猟を重ね、ついに白鹿を射殺してしまいます。 ところが、空から鷹が3羽現れて白鹿を蘇生させます。 その奇跡を見た恒雄は忍辱と改名して、善正と2代に渡り英彦山を信仰の山として開山していくのです。
雨のかえる路はあじさいの詩(切り絵ものがたり)
¥10,000
筑豊地方唯一の村、緑あふれる清廉な赤村で創作活動を展開する浦野勝広さんの作品。 元版はA3版で製作されたものを、一眼レフカメラで撮影後、A3サイズに写真展品質に印刷したものをご提供します。(額に入れた状態で梱包、発送いたします) 切り絵師浦野さんの柔らかなタッチが、独自の世界観を生み出し、お部屋や空間に癒しを与えます。 ご家族や親戚をはじめ、目にする人を和ませる切り絵の一枚を、プロ仕様の写真印刷技術で引き伸ばしました。和やかな雰囲気づくりにいかがでしょうか? (作品のストーリー) 二年生になって もう、二か月。 「タカ子」は相変わらず朝早くから起きて 幾つもの山を越えて尋常小学校に通います。 雨の日も、風の日も休むことなく その幼い足で大人でも「ふうふう」と根をあげるような長い道のりを毎日歩いて通います。 でも、「タカ子」には それがちっとも苦になりません。 なぜなら、学校へいけば沢山のお友達と会えるし それに、大好きなお勉強がいっぱい出来るからです。 ―遠いかえらない雨の日のかえる路のおもいで― 子供時代の健気さや純心さを想い浮かべると そのときにあった出来事や風景と季節の色が より、いっそう鮮やかに記憶されていることに気付きます。 そして、「タカ子」が幼心に刻んだ学校への長くて大変な道のりの中で 六月の雨を想い浮かべるとき・・・・ 雨が降ると、 あじさいの花がどんなに綺麗だったことでしょう。 雨が降ると、 蛙たちの鳴き声がどんなに美声だったことでしょう。 それは、楽しかったあの時代とともにいつまでも色褪せることはないのです。