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雨のかえる路はあじさいの詩(切り絵ものがたり)

¥10,000 税込

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筑豊地方唯一の村、緑あふれる清廉な赤村で創作活動を展開する浦野勝広さんの作品。

元版はA3版で製作されたものを、一眼レフカメラで撮影後、A3サイズに写真展品質に印刷したものをご提供します。(額に入れた状態で梱包、発送いたします)

切り絵師浦野さんの柔らかなタッチが、独自の世界観を生み出し、お部屋や空間に癒しを与えます。

ご家族や親戚をはじめ、目にする人を和ませる切り絵の一枚を、プロ仕様の写真印刷技術で引き伸ばしました。和やかな雰囲気づくりにいかがでしょうか?



(作品のストーリー)
二年生になって もう、二か月。 「タカ子」は相変わらず朝早くから起きて 幾つもの山を越えて尋常小学校に通います。 

雨の日も、風の日も休むことなく その幼い足で大人でも「ふうふう」と根をあげるような長い道のりを毎日歩いて通います。

でも、「タカ子」には それがちっとも苦になりません。 なぜなら、学校へいけば沢山のお友達と会えるし それに、大好きなお勉強がいっぱい出来るからです。 

―遠いかえらない雨の日のかえる路のおもいで―
 
子供時代の健気さや純心さを想い浮かべると そのときにあった出来事や風景と季節の色が より、いっそう鮮やかに記憶されていることに気付きます。

そして、「タカ子」が幼心に刻んだ学校への長くて大変な道のりの中で 六月の雨を想い浮かべるとき・・・・ 
雨が降ると、 あじさいの花がどんなに綺麗だったことでしょう。
雨が降ると、 蛙たちの鳴き声がどんなに美声だったことでしょう。
それは、楽しかったあの時代とともにいつまでも色褪せることはないのです。

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